「自分の仕事をつくる」西村 佳哲

【 今日の一句 】

ないのなら 作ってしまえ 仕事・場所

自分の仕事をつくる (ちくま文庫)西村 佳哲 筑摩書房 2009-02
売り上げランキング : 3901

by ヨメレバ

【 感想 】

「そうそう。こうでありたいよな…」と何度もうなずきながら読んだ。久しぶりに良い本に出会えた感じ。。うれしい。

自分の「仕事観」を改めて考えさせられた。「揺さぶられた」というか、ずっと長いこと心にあるモヤモヤを代弁してくれた感じ。

文章が心地よかった。リアルな現実と、著者の感性がちょうどいい配分でブレンドされているようだった。

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誰でも「既製品」で充分満足できる分野と、こだわって「カスタマイズ」や「オーダーメード」や「自作したい」分野とがあると思う。

服はユニクロでいいけど、食べるものは一から作ってこだわりたい、とか。お昼はコンビニ弁当でいいけど、家を建てるときは、壁とドアにこだわりたい、とか。

それが「仕事」の分野にもあるのかな、と思った。

この本の「自分の仕事をつくる」というタイトルに、本屋でスーっと引き寄せられたから、私もそのタイプなのかも。。

衣食住たいていのモノは、既製品で充分満足なんだけど、「仕事」はへんなこだわりというか、既製品だとしっくりこない部分があるから、カスタマイズや自作したくなるのかな。

こだわりがあると、時には生きにくいんだけど・・

まあ、そこが人生のおもしろい部分でもあるのかもね~、なんて自分に言い聞かせつつ。


【 内容 】

• 今は癒しの時代だそうで、誰もが癒しを求めているというが、本当にそうだろうか。

むしろ、どのように燃焼させればいいのか分からないエネルギーの存在を感じる。

• 「好きだけど理由が分からないものを、いくつか並べてみる」。

そこにどんな要素が含まれているのか、自分の中の何が反応しているのかを丁寧に探ってゆく

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• 自分のための道具を自分でつくり、それを欲する人が増えることで、次第にマーケットが育ち、仕事として成立する。

• 「いい仕事」とは嘘のない仕事を指すのかもしれない

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• 私たちはいろんな〝自分の仕事〝を他人や企業にゆだねてきた。

食事や洗濯などの家事をレストランやクリーニング屋さんに、健康を病院に…。一人一人の生きる力や自信のようなものが、じわじわと弱まっている気がする。

全体性を欠いた自分。

• 自分が作っているものは、自分に必要だからつくるんです。

自分が欲しいものを少し多めにつくって、〝好きな人がいたらどうぞ〝っていうスタイルです。

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• 私たちはなぜ、誰のために働くのか。そしてどう働くのか。

「頼まれもしないのにする仕事」には、そのヒントが含まれていると思う。

• 仕事とは、社会の中に自分を位置づけるメディアである。

• 人はいい仕事をしたい生き物だ

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• 仕事を「自分の仕事」にするポイントは、仕事に自分を合わせるのでなく、自分の方に仕事を合わせる力にある。

• 自分の居場所がこの社会にない、と感じている。だから自分の居場所ぐらい自分で作ろうと(笑)

 

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